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エンタメ系ゆるふわブログ。インターネットの隅っこに座ってます。

「属人的」ゲームと「非属人的」ゲーム

今のゲーム業界、ざっくり分けて2種類のゲームで成り立ってると思う。

一つは、「属人的」ゲーム。つまりプレイする人の試行回数や経験、スキルがゲームの結果にダイレクトに影響するゲームのこと。

もう一つ、「非属人的」ゲーム。つまりプレイヤーの経験、スキルに依らずゲームが進行していく。

「属人的」ゲームの代表例は、格ゲー、音ゲー落ちゲーシューティングゲームなどが挙げられる。これらは、反射神経、スキルが要求されるため、人によって、上手いか下手かというのがモロに分かってしまう、いわば、分かりやすいゲームである。

対して、「非属人的」ゲームの代表例は、RPGサウンドノベル、シュミレーションなどが挙げられる。これらは、ストーリー重視のため、プレーヤーの上手い下手に関係なく、物語を進めることが出来る。人と競う部分が少ないため、プレイした人にしか分からない部分が多い。

ゲームイベントでは、視聴者側から見ても、結果が分かりやすいゲームを求められるので、必然的に「属人的」ゲームが使われることになる。

近年スマホゲーの台頭している。黎明期では、各社パクリ合いの様相を呈していて、大したストーリーもなく、中身もとりあえず、タップしまくる(試行回数)ことで、数値、パラメータが上がるなどの結果が確実に出てくれる「非属人的」ゲームばかりだった。

ここ1,2年でその状況は、変化しつつあり、ストーリーも充実した「リッチで」「非属人的」ゲームがコンシューマー向けゲーム会社から多く輩出されている印象を受ける。

これからは「属人的」ゲームはイベント向きに、「非属人的」ゲームは、コアゲーマーの心を掴んでいくのではないかと考えている。