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【ネタバレ注意】『ラブライブ!The SCHOOL IDOL MOVIE』

※この記事には、多くのネタバレが含まれています。未見の方はご注意ください。

 

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先日、『ラブライブ!The SCHOOL IDOL MOVIE』を観ました。

結論から言うと、9人の物語(キャラクター性)であることを強調しすぎた結果、ストーリー展開が雑になっていたと感じました。

 

ストーリーのあらすじ

TVシリーズ第2期の終わりから繋がっている。

理事長からの依頼で、海外(New York)に行って、ライブを行い実績を作って、ラブライブ!そのものを盛り上げる役割を担う。

海外でのライブの反響が予想以上で、日本に帰国したときの人気に戸惑いつつも、ラブライブ!を盛り上げるため、奔走し、ラブライブ!規模拡大を成し遂げ、スクールアイドルμ'sとしての役割を終わらせることを決断した。

 

・良かった点

1.楽曲

作詞はもちろん全曲、畑亜貴さん。

畑さんの多作ぶりには、驚かされます。

キャッチ―な感じで良かったかなぁと思いました。

 

2.演出

New Yorkで、穂乃果ちゃんが地下鉄を乗り間違えて、街を彷徨っていたところ、あるシンガーと出会う。ここらへんは観ていただけると分かるんですが、穂乃果ちゃんが葛藤する場面で背中を押してくれる役割をこの人が担っています。このシンガーは、僕の推測だと、「未来の穂乃果ちゃん」だと思われます。ここの演出は好きでした。

また、9羽の鳥が飛んでる場面だったり、TVシリーズ観た人がクスッとするような場面だったり、「100人、乗っても大丈夫!」だったり、細かいネタがいろいろあったのは、面白かったです。結末は、綺麗な終わり方で良かったと思います。

 

・悪かった点

1.ストーリー展開が雑

New Yorkに行ったときに、ライブを行う場所をどこにするかという話が出てくるんですが、ここのプロセスが省かれていて、急にTimes Squareでライブする場面になって、「えっ・・。」ってなりました。しかも、観客、テレビクルーがいない。

また、脈絡無視で、急にミュージカル映画みたく歌い出したりして、「あれ?ラブライブ!ってこんなんだったっけ?」と思いました。

 

2.他者の排除

9人の物語であることを強調するために、できる限り他者を排除しています。(特に男性)

基本的に、女の子しか出てこないし、ほぼ唯一の男性といえば、穂乃果ちゃんのお父さん(でも、顔出しなしで喋らない)

ライブパートも、9人だけがクローズアップされている場面がかなり多く、キャラクター性重視なのが、ものすごく伝わってきました。

 

総評

楽曲、細かな演出、結末は、良かったと思いました。

しかし、キャラクター性を重視しすぎたため、ストーリーにおいて、急展開が目立っていて、現実的に考えてあり得ないほどの他者排除もあり、話のプロットが雑で、何とも言えない気持ちになりました。

何はともあれ、これで9人の物語は終わりました。次の『ラブライブ!サンシャイン』に期待したいです。

 

以上です。

あっ、ちなみに、ことりちゃん、かわいかったにゃー。

んじゃ、またねー。バサバサッ。