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エンタメ系ゆるふわブログ。インターネットの隅っこに座ってます。

【ネタバレ注意】『ヒックとドラゴン2』

※ネタバレが含まれています。ご注意ください。

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結論から言うと、前作から全然クオリティも落ちていない、かつテーマもしっかり変えてきているし、演出も面白いところがあって、素晴らしいと感じました。(僕はつまんない映画を観てる時は、時間が長く感じられるんですが、この映画は一瞬で終わった感じでした。)

 

・良かった点

1.3DCG

僕も約2カ月くらいmayaというソフトウェアを使っているのですが、全然使いこなせていないし、スキルも全然ないです。それを実感しつつ、この映画を観ると本当に細かなところまで、描かれているなと感じました(特に髪の毛。ひげ。筋肉)

あと、敵が大勢の兵士を引き連れて、襲ってくるシーンはキャラ数が膨大な量だったので、「これ作るのめっちゃ大変だったろうなぁ」と驚きました。(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを思い出しました。)

 

2.テーマ

前作は、主人公が住んでいる地域でドラゴンが恐れられていて、目の敵にしていたのですが、主人公たちによって、ドラゴンと「共存」していくことが出来るようになりました。(前作のテーマは「共存」) 

近い映画だと『猿の惑星:新世紀 (ライジング)』があります。こちらもすごく面白いです。

 

今作は、ドラゴンを支配しようとする悪の存在が出てきます。その人はドラゴンを憎んでいて、ドラゴンと信頼関係を築いている主人公たちとは対照的な存在です。

セリフの中に、「善良なドラゴンでも悪い人間に支配されれば、悪いことをする」というものがあり、これが今作そのものを表現しているなと感じました。(今作のテーマは「善悪」)

 

3.演出

面白い演出だなぁと思ったのが、この悪の存在は左腕を失っています(おそらく、それがきっかけでドラゴンを憎み、支配するようになってしまったかと。)

それに対して、主人公も前作で左足を失ってしまったのですが、これはドラゴンを助けた(うろ覚えですが)ことが原因でした。

両者とも体の一部を失っている(しかも、左の部位)のですが、一方は善の象徴、もう一方は悪の象徴になっているなと感じ、この演出、うまいなぁと感心しました。

 

 

・悪かった点

1.プロモーション

映画の内容は、素晴らしかったのですが、実はこの映画、日本では公開されていません。(東京アニメアワードフェスティバル2015など、いろんなところでちょこちょこ特別上映されましたが。。)

原因は、金銭的な面らしいです。。

『ヒックとドラゴン2』はけっきょく全国で上映されないの?という話 カゲヒナタのレビュー

「商品」として映画をヒットさせないといけない気持ちは理解できるんですが、「作品」として評価が高い映画だっただけに、なぜ公開しなかったのかというところが残念でした。

 

総評

素晴らしい映画でしたが、全国公開されなかったという不遇な目にあってしまったのが残念だなぁと。繰り返しになりますが、映画そのものは本当によくできているので観る価値はとてもあります。ちなみに2015年7月3日にDVD&ブルーレイが発売されるので、そちらでチェックしてみてください。僕もドラゴンに乗りたいっす。

 

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んじゃ、またねー。バサバサッ。